オイルフィニッシュについて知っておいて欲しいこと

Home > クラポの家具について > オイルフィニッシュについて知っておいて欲しいこと 

オイルフィニッシュ (オイル仕上げ オイル塗装とも言います)

       

クラポの家具は有害な有機溶剤を含まない植物油(亜麻仁油)をベースとしたオイルで仕上げています。
オイルは1回塗っただけでは深みのある色やツヤには仕上がらないので、塗ってふき取り、乾いたら軽く研磨、という工程を繰り返します。
そうすることで深みのある色とツヤに仕上がります。

オイルフィニッシュの家具は、市販の家具のように合成樹脂でコーティングされているわけではありません。
限りなく自然の木肌に近い状態ですから、キズや汚れがつきやすいものです。
気にせずに使っていただくことが理想ですが、なるべくきれいな状態を保ちたいという場合は、以下の点に気をつけながらお使いになって下さい。

テーブル天板の場合、ランチョンマット等の使用をお奨めします。
キズや汚れから天板を守り、きれいな状態を長く保つにはたいへんに効果的です。

濡れた食器等を置きっぱなしにしないで下さい。
濡れた食器等を置いたままにすると、白いシミができます。
また、木部に水分が浸透し、その部分だけ膨らんだり変色したりする場合があります。

スチール製の食器等には特にご注意ください。
例えば冷えたスチール缶を放置すると、結露によって生じた水滴が媒介となって、鉄とオイルが化学反応をおこし、はっきりとした黒いシミになります。
これを「鉄汚染」と言います。
濡れていない鉄製の花器や食器を置いた場合でも、空気中の僅かな水分によって化学反応を起こすことも稀にありますので、水分の有無に関わらず鉄製品は直接置かないようにしたほうが良いと思います。

熱いものを直接置かないでください。
高温の鍋やヤカンはもちろん、熱い飲み物の入ったカップや茶碗も直接置くことはできません。
鍋敷きやコースターなど、熱の伝わりにくい素材の敷物をご用意下さい。

水分はすぐに拭き取ってください。
すぐに拭き取ればシミにはなりません。ソースや醤油なども、すぐに拭き取ればシミになることはありませんので、何かをこぼした場合は、できるだけ速やかに拭き取って下さい。

油をこぼしたり、油が飛んだ場合は・・・・
乾いた布で速やかに拭き取って下さい。その際、油分をできるだけ広範囲に塗り広げるようにして下さい。
中性洗剤や市販の家具クリーナーなどはご使用にならないで下さい。

その他
化粧品などをこぼさぬようご注意ください。化粧品の種類によっては、こぼした瞬間に表面が変質します。
シールや粘着テープなどを貼らないでください。跡形が残ってしまいます。
中性洗剤や市販の家具クリーナーなどはご使用にならないで下さい。


日ごろのお手入れについて
普段のお手入れは、乾拭きとし、水やジュースなどをこぼした場合も乾いた布で速やかに拭き取ってください。
やむを得ず水拭きをする場合は、固く絞った布巾を使用し、水拭きの後で必ず乾拭きをしてください。
つまり、まず水拭きをして、その後ですぐに乾拭きをするということです。
水拭きだけで済ませてしまうと、次第に表面の艶がなくなり、みるみるうちに色褪せてしまうのでお気をつけください。
また、拭く際には、全体をまんべんなく拭くように心がけてください。
一定の範囲だけを集中して拭き続けると、その場所だけ色味やツヤの様子が変わってしまいます。
なお、中性洗剤や市販の家具クリーナーなどはご使用にならないで下さい。

メンテナンスについて
オイルフィニッシュの家具はときどき、ワックスでメンテナンスしてあげてください。
ワックスメンテナンスは、定期的におこなう必要はありません。
艶が落ちてきたなと思ったときに実施して下さい。
目安としては、テーブルが半年に1回くらい、キャビネット類は数年に1回です。
もちろんもっと頻繁に実施して頂いても構いませんが、実施から次の実施までには
最低1ヵ月くらいの間隔を置いて下さい。

メンテナンスには「フィーデンワックス」をおすすめしています。
フィーデンワックスは、ネット通販(amazonなど)で購入できます。
安曇野の工房展示室でも販売しています。
ワックスメンテナンスの手順 → こちらのページをご覧ください。



Home News About Products Order Contact