T-244　ダイニングテーブル5238の納品事例　

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長野県のIさんのご注文で製作したダイニングテーブル5238です。

山に関する仕事をしておられるIさんが信州に移住して来られたのは今から10年近く前。土地の暮らしにも慣れ、そろそろ家を建てましょうというタイミングで、ダイニングテーブルの相談にいらっしゃいました。

飾り気のないシンプルなデザインが良いけれど、重厚なテーブルは好みではなく、かと言って華奢なものには強度的な不安を覚えるというIさん。ほど良いところを探って探って、このダイニングテーブル5238に行き着いて下さったそうです。

木材の種類はチェリー。クラポの展示室で、時間の経ったウォールナットのテーブルをご覧になり「こっちもいいねぇ」とだいぶ悩んでいらっしゃいましたが、内装との相性を考え、最終的にはチェリーを選択されました。

もともとは「理科実験室にありそうな机」というテーマでデザインされたダイニングテーブル5238。「直線」と「直角」のみによって構成されたシンプルな意匠がその特徴のひとつです。

こうした木組みの様子が見て取れるところもIさんのお気に入りポイントだそうです。

この椅子もIさんのご注文品です。もともとはテーブルだけのつもりで見学にいらしたIさんでしたが、打ち合わせの時に腰掛けて頂いたチェア5334Tをとても気に入られ、合わせてご注文くださいました。座面の高さは38cm。腰掛けて頂いた展示品と同じ高さです。

天板の幅は転居してから決めました。大きなテーブルが欲しかったIさんですが、新居の図面を拝見すると適正サイズは160cmといったところ。「できれば170cmは欲しい」とおっしゃるので、新しいお家ができあがったところで、段ボールの型板を持ってお邪魔して、許容される最大限の大きさを探った結果の165cmです。

2月某日、降雪を避けて納品に伺いました。ペレットストーブで暖まった部屋に納まったテーブルと椅子は、サイズも色味もピッタリで、たいへん喜んで頂くことができました。Iさん、ありがとうございました。