C-533　ウォールナットのマガジンシェルフ

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ウイスキーキャビネットC-503　板戸のキャビネットC-529　ナラの文机D-153などをご注文くださっている東京都のNさんから、新たにご注文いただたマガジンシェルフをご紹介します。

Nさんのご希望は、ブックシェルフC-403を基本として、その天板の上にマガジンラックO-1を乗せたようなイメージのものでした。

ご希望をお聞きした時には、特に問題なくお作りできると思ったのですが、いざ設計してみると、部材の納まり具合や、組み立てる順番など、いろいろと難しい問題に行き当たり、設計には相応の時間を要しましたが、どうに無事にクリアでき、上図のようなシェルフをお作りすることになりました。

こちらが完成したマガジンシェルフです。

奥行きは20cmしかありません。20cmの家具は地震の際の前倒リスクが高いことをNさんにお伝えし、設置に際しては、Nさんの責任において安全を確保してくださるようお約束を頂いてから製作をお引き受けしました。

マガジンラックの部分には、このような仕切りの棒が入っています。これは立てかけた雑誌や絵本がきれいに見えるための工夫で、マガジンラックO-1の仕様をそのまま採用しています。

下段は背板のないシンプルな本立スペース。一番手前の区画には背の高い絵本が収納されるので、棚板はありません。その他2つの区画には高さを変えることができる可動棚板が1枚ずつあります。

マガジンラック部分の側面を全て板で塞いでしまうこともでるのですが、雰囲気が重たくなってしまうので、このように途中の何箇所かにスリットを設けました。このスリットを設けることで、作業的にはひと手間もふた手間も増えてしまうのですが、ここは美観を優先させました。

これはマガジンラック部分の組み立て前の様子です。

これは納品から暫く経ってNさんが送ってきてくださった写真です。素敵な空間ですね。Nさんありがとうございました。