C-508　「下見板張り」を模したチェスト　C-67アレンジ

C-508　「下見板張り」を模したチェスト　C-67アレンジ
サイズ	幅１５０cm　奥行き６０cm　高さ７５cm
材質	チェリー　　（木材の種類・木材のサンプル）
仕上げ	オイルフィニッシュ　→詳しく
参考価格	￥６３０,０００　（税込み￥693,000）　配送費は別途
	価格は掲載当時のものです。現在の価格はお問い合わせください。
納期	ご購入ガイドのページをご覧ください。

まず表題についてですが、「下見板張り」は「シタミイタバリ」と読み、建物の外壁を板張りにする際に用いられる工法のひとつを指します。家具デザインの参考になればと、大正から昭和初期に建てられた洋風住宅について勉強していた頃に、この工法で仕上げられた外壁に憧れを抱くようになり、そのディテールを取り入れた家具を作ってみたくなって2008年にC-60を作りました。以来C-67、C-102、C-237他、いくつかの派生モデルを作って参りましたが、この度あらたに長野県のKさんから類似のご注文を頂きましたのでご紹介します。

Kさんは、最近になって関東から長野県に移住をして来られたご家族。新しく建てたお家にはまだ家具が揃っておらず、中でもチェストは気に入ったものになかなか辿り着けずにいたところ、インターネット上で見かけたクラポのC-67に興味を持たれ、相談のため展示室を訪ねて来てくださいました。

5月の春風の中、ふわりといらしたKさんご一家。「こういうものを作ってください」と、充分に練り上げられた腹案をお持ちくださり、「ではよろしくお願いします」と、あっと言う間に帰っていかれました。

そうしてできあがったチェストがこちらです。

この、斜めになった引き出しの前板が「下見板張り」を模した部分です。「ああ、こういう外壁なら見たことあるね」と思われた方も少なくないのではないでしょうか。

引き出しを引き抜くとこのようになっています。

全ての引き出しスライドレールが装着されています。スライドレールがあると動きがスムーズで、いっぱいまで引いても抜け落ちることがなく、安心です。

天板と側板（側面の板）の接合部分は「組み接ぎ」になっています。このチェストは奥行きが60cmもあるので「組み接ぎ」の加工もたいへんでした。

奥行きが60cmもあると、家具はとても重たくなるので、脚部もより頑丈に作りました。

家具を受け取られたKさんから頂いたメールをご紹介します。

チェストが無事届きました。
搬入の方が今までのクラポさんの家具の中でも特に重いとおっしゃっていましたが、大きさなどもイメージ通りで、思っていた以上に部屋になじんでいる感じがします。
流麗な木目が目にやさしく、ずっと眺めていたくなりますね。
これから長く大事に使っていきたいと思います。

この家具は本当に重たくて、重たいものを運び慣れている私達でも短距離の移動が精一杯でした。人力で2階まで運び上げることはまず不可能ですし、たとえ1階でも、搬入の経路が複雑だと運び入れることができないおそれもあります。近似のチェストをご注文くださる際には充分にご注意ください。　

Kさん、ありがとうございました。

C-508　「下見板張り」を模したチェスト　C-67アレンジ
サイズ	幅１５０cm　奥行き６０cm　高さ７５cm
材質	チェリー　　（木材の種類・木材のサンプル）
仕上げ	オイルフィニッシュ　→詳しく
参考価格	￥６３０,０００　（税込み￥693,000）　配送費は別途
	価格は掲載当時のものです。現在の価格はお問い合わせください。
納期	ご購入ガイドのページをご覧ください。

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